2012年06月01日

種を蒔く

昨日のブログに書いた記事。
http://faelles-design.sblo.jp/archives/20120531-1.html
考えてみると「種をまいて、育てて、収穫する」というのは何も植物の栽培に関してだけではなくて、人間の人生そのものにも言えることだな、とふと思いました。

植物に限らず、何事もまずは種を蒔かなければ実は成らない。

種があっても、アスファルトやコンクリートの上では芽は出さない。

土があって、そこに種を蒔いても、水をあげなければ芽は出ない。

芽が出ても、手をかけ育てなければ大きくならないし、根も張らない。葉も茂らない。

実がなっても、収穫されなければ誰の喜びにもならずに枯れてしまう。

単純なサイクルのようで、でもその過程には様々な障害があって、そう簡単にはいかないことも多い。

発芽率が悪かったりすると、いくら水をあげても芽は出ない。
種の段階で、撒いてすぐに鳥の餌になってしまうこともある。
芽が出ても、人に踏まれて潰れることもある。水が多すぎて根が腐ることもある。
肥料が足りなくて十分に大きくなれないこともある。
虫に葉を喰われて枯れてしまうこともある。
強風に煽られ途中で折れてしまうこともある。
うまく受粉しなくて、実をつけないこともある。

人間と同じ。
だから育ったものは、尊いのだと思います。

人生はそう簡単になんでもうまくいくわけではありません。

それに植物も人間も、自分一人では育つことや実をつけることは出来ないのです。

芽が出ても、それは自分が芽を出したのではなくて、土と水と太陽のお陰なんです。
なんでも種を撒けば芽が出るわけじゃないのです。冬の間は、芽が出ないでしょ?
でも春になると、芽が出るんです。それは空気や土を暖めてくれる太陽や気候のお陰。

しっかり根を張って伸びていけるのも、土と水と太陽のお陰。
花が咲いて受粉して実をつけられるのは、風と虫のお陰。

育つ過程は千差万別。思うように育つこともあれば、思うようにならないこともある。

ただし、唯一『絶対』の決まり事があります。
それは「種を蒔かなければ芽は出ない」ということです。
種も蒔いていない土地に、どんなに水をあげたって植物は芽を出さない。

その植物の成長過程が人間の何に似てるのかと言ったら、たぶん「夢」なんだと思います。

芽を出すのも、育つのも、実るのも。
そして収穫される「夢」もあれば、世に知られることなくひっそりと枯れている「夢」もある。
でもそんな枯れた「夢」でも、種をこぼして、新たな人の新たな「夢」の芽を出すこともある。

植物も、人間も、人生を生きていくために大事なことは、「夢」でもいい、「目標」でもいい、「希望」でも「願望」でもなんでもいい。
まずは種を蒔くことだと、僕は思うんです。
posted by Coyama at 23:23| 思ったこと・感じたこと