2012年05月03日

1600年代 − 三十年戦争とスウェーデンとの対立 −

この時代、デンマークはスウェーデンと戦争を繰り返していました。
1611年にはカルマルの地を拠点にカルマルの戦いが起こります。
そして1624年、デンマークやスウェーデンはドイツを中心としたカトリックとプロテスタントの間での戦争、いわゆる30年戦争に加勢していきます。1625年にデンマークのクリスチャン4世王は北ドイツへの勢力拡大とバルト海、北海の覇権を目論み、プロテスタント側に加勢して戦いました。しかし1626年に敗北をし、ユラン半島を侵略されます。一方でグスタフ・アドルフ王率いるスウェーデン軍は東プロイセンを侵略していきました。

1628年、立場の弱くなったデンマークはスウェーデンに支援を求め、両国は同盟を結びます。そしてこの30年戦争では結果的にはプロテスタントが勝利を収めるものの、デンマークは国力を弱め、一方でスウェーデンは国力を増大して北ドイツに拠点を獲得し、さらにネーデルランド(オランダ)とも同盟関係を築いていきました。

1643年、スカンジナビアの統一を目論むスウェーデンは同盟を破棄してデンマークに宣戦布告をし、翌1644年にユラン半島とスコーネ地域を占領します。1645年に両国は和解をするものの、デンマークはノルウェー領の一部とゴットランド、ブレーメン、フェルデンをスウェーデンに譲渡し、さらに東海峡の自由通行権を承諾させられました。ただしスコーネ地域はデンマークへ返還されました。
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△ 1644年の戦いでのクリスチャン4世
この絵のシーンはデンマークの歴史の中では非常に有名なもので、当時67歳だったクリスチャン4世王が船に攻撃を受け、自身も身体の14カ所に傷を負いながらも果敢に指揮を取り敵を撃退させた。この時右目に巻かれていた血の付いた包帯は、現在でもローゼンボー宮殿内の軍事博物館に展示保存されていいます。


デンマーク王立図書館が設立された1648年にクリスチャン4世王が亡くなり、その後息子のフレデリック3世が王位に就きます。
posted by Coyama at 20:40| コペンハーゲンの都市史