2012年03月18日

縁の不思議

僕の周りではいつの頃からか不思議なことが起こるようになりました。子どもの頃はそんな記憶がありませんで、たぶん20代後半ぐらいからその頻度が高くなったように感じています。

それは主に「街中で偶然知り合いに会う」といったようなことなのですが、その頻度が僕は人に比べるとどうも多いように感じています。
そのような偶然人に会う時には、まるで何かが会わせようとしたかのように調整が行われます。つまりたまたま普段と違うような行動をとった時に限って、バッタリと街中で人に会うのです。

そしてそういった出会いのある人とは、何かしらの「縁」があるのだろうと最近は思っています。

実は今日も、隣町まで買い物に行ったのですが、普段は片道30分の道のりを歩いて行くものの、今日は雨のためにバスを利用しました。
そして帰り道もバスを使ったのですが、何を思ったのかふと目的地より1つ手前の停留所で降り、そこから家まで歩きました。
横断歩道で目の前で信号が変わろうとし、走れば間に合うものを走らずに信号を待ったりして、最後に家へ向かう角を曲がった時、通りの向こうをジョギングする男性がいました。

目が合ってすぐに気がついたのですが、彼は訳あってこの1年程会えていなかった友人でした。
実は今日もその友人のことをちらっと考えていて、なんとなくそろそろ会うのではないなという予感はしていたのですが、やはり本当に会うとは不思議なものです。

彼はジョギング中だったので僕とすれ違うタイミングはほんの一瞬です。いくら僕の家の前を通ったからと言ってそう出会うものでもありません。
もしあの時バス停を予定通りのところで降りていたら、天気がよくて歩いていたら、などを考えると、僕がとった行動はなんだか不思議と操られていたかのように思えてしまいます。

そんなことが僕には、身近な人とは頻度は多いのですが、疎遠になっている人でもだいたい2〜3ヶ月に1度は起こります。
前回も1月にそんな出会いがありました。
たまたま乗った電車で、乗車ホームで一度は立ったところからなぜか急に位置を変えて電車に乗り込んで、空いている席に座ったら目の前に知人が座っていた。
その知人もたまたまその日その時間に乗っただけで、普段はあまり使っていないのだそうですがいきなり目の前に僕が座ったのでビックリしたそうです。

数年前にグリーンランドを旅行した時にも、最終日に飛行機のトラブルで2日間の滞在延長になり、その2日後にコペンハーゲンに向かう飛行機を待っている時に、旅行の間に知り合ったドイツ人のおじさんに誘われて空港内を移動している途中で、1年ほど疎遠になっていたグリーンランド人の友人に会ったこともありました。
その友人は帰省のために、僕がコペンハーゲンに帰る便でコペンハーゲンからその空港に着いたところで、その時は国内線の飛行機を待っていたそうです。

デンマークを数週間程度訪れる時にも、偶然街中で知人と会うと言ったことがよくあります。
相手方は普段まさか僕がそこにいるなんて思っていないので会うと非常に驚かれます。
ただそういうときの人間と言うのはあまり驚かないんですよね。あまりに想定外なため頭が混乱するようで、ものすごく素っ気ない対応をされます。こっちは「あ〜、久しぶりっ!」と抱き合って喜んでもらえるのかと期待するのですが、そういったことはありません。
でもそれは、あまりにビックリしすぎて何も考えられないのだそうです。

みなさん別れてからしばらくして冷静になって、かなり驚いたということを後から興奮気味に電話やメールでもらうことがよくあります。

以前ブログにも少し書いたことがあるのですが、デンマークに行く時に携帯電話を解約したことで当時手帳などの紙媒体に連絡先を載せていなかった友人知人とはそれで連絡が途絶えました。
その中の一人に大学時代の同期の友人がいたのですが、結局彼とは帰国して1〜2年後に、たまたま僕が予定があって向かった東京都内のある町で、予定時間よりも早く着きすぎたためその時ちょうど切らしていたメモ帳を買おうと文房具屋を捜して歩いていたら、いきなり道ですれ違った彼が、後ろから「あれ?こやま?」と声をかけてきました。最後に会ってからはもう5年ぐらい経ってましたので振り返っても一瞬わからなかったのですが、結局はそこからまた付き合いは続いていて、今でもたまに飲んでいます。
共通の友人などもいますので連絡を取ろうとすればどうにでもとれたのですが、そうはしなくても会う人にはなぜか会う。
僕にはそういうことがあまりに多く起こるので、そういう状況で誰かに会っても驚くことがありませんし、いつの頃からか出会う人とは無理をしなくても出会えるものだと思っているのです。
そしてたとえ疎遠になろうと、またどこかでそう何かに引き寄せられるようにして会った人とはきっと何らかの「縁」があるのだと、僕は過去の体験から信じています。

そんな感覚的なことではなくても最近はFacebookなどSNSで用意に昔の同級生や友人を捜し出し、コンタクトが取れる時代となってきました。
それはきっと今の時代を生きる我々に与えられた、一つの大事な道具だと僕は思っています。一昔前では出来なかった低い確率での人との再会が、今の時代では技術の発達で高められている可能性がある。
もしそんな出会いがSNSなどでもあったとしたら、それも一つの「縁」です。大事にしたいと、僕は思っています。
posted by Coyama at 23:20| どうでもいいこと