2012年03月13日

欧米と日本の感覚の違い

(R-15:卑猥な内容を含むため15歳以下の方は閲覧をご遠慮ください。)

本当かどうかはわかりませんが、デンマークにいた時に、日本と欧米との違いについて、次のような面白い説を聞いたことがあり、自身もデンマークでの体験から納得したことがあります。

例えばスポーツ観戦の違い。
日本人は相撲、柔道、剣道などの、1対1の対戦を、じっくりと観戦するものが好きだと言います。
一方で欧米人は、ハンドボールやサッカー、アメフトなどの、瞬時に攻守が変わるものが好きなのだそうです。
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野球に関しては、あれは攻守が瞬時で変わるものではなく、かつピッチャーとバッターのじっとした一騎打ちになることから、日本人にも受け入れられやすかったのではないか、と。

確かにデンマークではハンドボール、サッカーなどは国民に愛され、テレビをつければかなりの割合で中継がされています。
ただビールを片手に応援するスタイルは両国変わらないのですが、点が入ったときの喜びや悲しみのリアクションは、日本ではあまり見られない派手なものです。
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テニスやバトミントンも球の往来で攻守が一瞬で変わるのが見られるスポーツで、特にバトミントンなどはデンマークでは国技と言えるくらいにテレビでもよく見かけ、かつ日常で国民に愛されるスポーツになっています。

日本ではテニスに関しては世界で活躍している選手がいますので比較的テレビで試合中継をされることがありますが、バトミントンの試合がテレビ中継されるということはほとんどありませんよね。

そういえば僕がデンマークにいた時期にアテネオリンピックが行われていたのですが、その時には僕が見たかった日本人選手が活躍するような競技は、ヨーロッパ全土に放映されているユーロスポーツチャンネルでは見ることが出来ましたが、デンマークのテレビで見ることはほとんどありませんでした。
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逆にデンマークでは日本ではあまり見かけないような競技がよく放送されていました。
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これはもちろん自国の選手が活躍する競技だからなのですが、その違いというのは住んでみなければわからないものですよね。
デンマークなどはやはり先にあげたバトミントンや、あとはボートなどの競技が人気もあり、選手も強くてメダルを期待できるということで、テレビでもよく取り上げられていました。

なぜこんなことを書いたのかと言うと、今日テレビをつけた時にマラソンについてのニュースがやっていて、その中で「スタートからゴールまでを中継している国は世界でも日本だけなんです」と言っていたからです。
確かにデンマークにいた時にマラソン中継などを見ることはありませんでした。
しかし一方でデンマークなどではツールドフランスなどの自転車レースなどはず〜っと取り上げている。
この人力と自転車の違いはどこにあるのかは僕にはわかりません。

でも、冒頭の「欧米人はじっと見ていられないので、攻守が瞬時に変わる競技が好き。日本人は辛抱強いので、攻守が長く変わらずじっと見られる競技が好き。」という文化の違いは、なんとなくわかる気がするんです。

そういった住んでみてわかる文化の違いは、スポーツだけではなく他にもありました。

例えばビール。
日本では夏になればキンキンに冷えたビールを好みますが、デンマークではビールは常温で飲むものです。
しかも日本では『ビールや日本酒にはつまみ』、とお酒と一緒に食べる料理にもこだわりますが、デンマークではビールと一緒に食べ物を食べるといった習慣はありません。
ワインと一緒にチーズなど、そういった習慣はありますが、少なくとも「冷えたビール」や「ビールとおつまみ」なんて思っていると、デンマークでは肩すかしを食らいます。
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他にはエクスタシー。
欧米人はセックスの時に、「Come !(来る)」」というの叫ぶのに対し、日本人は「イク!(行く)」と叫びますよね。
日本人男性が日本人女性に「イク!」とか言われると、「よし一緒に行こう!」なんて思うわけですが、欧米人などは日本人が「イク!」というのを聞くと「どこに行くんだ?」と思うのだそうです。
逆に日本人が欧米人女性から「Come on!」なんて言われたら、こっちは「よし、行ったるで!」と思うわけで、これはこれでけっこうマッチするとは思うのですが、アジア人男性というのは残念ながらあまり欧米人女性から相手にはされません。“いくよくるよ”という組み合わせでは合うと思うんですけどね。
まぁ日本人の“いくよいくよ”同士でもうまくいかないものはうまくいきませんから、人にもよるのでしょうけどね。

もちろん国がどうであろうと人間は人それぞれですので、欧米と日本でみなが上記のことに当てはまるわけでもないと思いますが、いろいろと観察していると決して間違っている捉え方でもなく、一理あるのではないかと僕は思っています。

こう言った様々な感覚の違いというのは、福祉や環境などを専門として海外で学ばれてきた研究者の方々が日本に伝えることはほとんどありませんが、僕はけっこう大事な文化の違いなのではないかな、と思っています。
posted by Coyama at 23:38| 思ったこと・感じたこと