2012年03月06日

シドニーのオペラハウス

世界の誰もが一度はテレビや写真でその姿を見たことがあるであろうシドニーのオペラハウス。
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この建物を設計をしたヨーン・ウッツォン(Joern Utzon)さんはデンマーク人の建築家です。
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このオペラハウスは国際コンペ、つまり世界中から提案を募り、その最優秀作品を実際に建設するというものでした。
でも、ヨーン・ウッツォンさんの作品は実は当初は最終選考の前段階で落選していた、というのはあまり知られていません。

このオペラハウスのコンペの最終選考の前に、どうにもよい作品が見出せないと感じた審査員の建築家エーロ・サーリネンさんは、今一度落選作品の見直しを提案しました。
その時に落選作品の中から見い出されたのが、ウッツォンさんの作品だったそうです。
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そしてみごと敗者復活をしたウッツォンさんの作品は1等に当選し、計画が実現することになりました。
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しかしその提案が実現に漕ぎ着けるまでには、まだまだ様々な難題があったのですが、その話はいずれまた。

ヨーン・ウッツォンさんはこのシドニーのオペラハウスで一躍世界にその名を広めました。
しかし、もし審査員だったエーロ・サーリネンさんの一言がなければ、彼の作品は幻となっていて、今のシドニーのオペラハウスもなかったのです。

世の中には、人知の及ばぬ不思議な「縁」や「運」というのもあるのかもしれませんね。
posted by Coyama at 23:12| デンマークのこと