2012年02月26日

頭の整理

先日妹から毎日ブログを書いているなんてよほど暇なんだな、と言われました。

なるほど世の中の人はそう見るわけですね。言われてみると確かにそうだと思います。
ただブログを書くのに使う時間は1日に30分〜1時間程度。その程度の時間も取れない大人でいるのは自分の望む人生ではないですし、何も毎日律儀にゼロから書いているわけでもありません。
IT技術も発達し様々なツールも開発されている現在、移動中や休憩中などのちょっとした空き時間に書き溜めておけば、時間のない日でも5分程度もあれば投稿ができてしまいます。

それにブログを書き始めたことには、きちんとした理由があります。

よく、本から学んだり、人から聞いた話であったり、自身が体験した話などを、“自分の言葉”にしていくには、それらを人に話していくのが一番の方法だと昔から言われています。

しかし僕の場合はいざそれらを人に話そうとすると「自分の話ばかりする」と面倒くさいことをよく人から言われるので、それであれば誰にも迷惑をかけないブログに書いているだけのことです。

それに書くことでそれらの話が自分の頭の中で整理されていきます。

バラバラな話の羅列でなく、繋がりを持って、かつきちんと整理された話であれば、いざそれらを人に話す段階になっても話がまとまっていて話しやすくなります。

話の展開の基本は起承転結です。その基礎さえ出来ていれば、あとはいかようにも相手の状況に合わせて話を展開することが出来ます。
ゆっくり時間が取れる時には全部を、あまり時間がなく手短に話す時には結論だけ、など。

落語なども同じですよね。あれも短い小噺があって、それを時間に合わせて噺家が膨らませて話をする。
短い時には言葉遊びであったり「オチ」が面白い。笑点の大喜利のような、短い文章で笑いを誘うこともそれにあたります。
一方で長い時には合間の「承」や「転」の部分のやり取りやら展開が面白く、それが最後の「オチ」と結びつくところに技術がある。
短い話を長く広げた時に、この合間の部分をいかに表現豊かに面白く展開できるかが、噺家の腕の見せ所だとも聞きます。

それらはすべて、頭の中に全体の流れと基礎ができているから、その場その場に応じて話の展開が出来るということだと思います。

さらには場に応じた話が出来るように、幅広く知識を自分の言葉として持ち合わせておくことも重要です。
それに新たなヒントというのは、意外と違うジャンルのことからヒントを得られることが多いのです。日本人はよく自身の分野のみに集中し、それ以外のことには興味を示さない人が多いと聞きます。しかし発明などの多くは、まったく違う分野からヒントを得たということが少なくありません。

それら発見は偶然から生まれるということも多いわけですが、常日頃から様々な分野にアンテナを張り巡らせておけば、そのヒントを見つける確率も高まるわけです。
逆に自身の分野以外のことに興味を示さないと、その分野の中で行われること以外の発想は生み出されなくなってしまいます。

そしてそうした他分野のことでも、きちんと自分の言葉として整理し、頭の中に持ち合わせておけば、いろんなアイデアに繋がって行くもの。
モノを作る人間には、重要なことだと、僕は思っています。

暇なんだねと思う人は勝手にそう思っていればいいと僕は思います。
それにもし人から「暇なんですね?」と言われたら、僕は上記のことは話さずに「えぇ、金はないけど暇ならたっぷりあるのでね。」と答えると思います。
だってそんなこと言う暇のある人に、本当のことを教えたくはないじゃないですか・笑
posted by Coyama at 16:42| 思ったこと・感じたこと