2012年02月18日

プロの仕事

(※今日の記事はあまり整っていないので、後日徐々に修正します。)
今日は一日シンポジウムの手伝いをしていました。事前に参加者数が全く読めず、配布資料を予備を含んで80部用意したのですが、それを超える数の方々が来場し、かなり盛況なシンポジウムとなりました。
そのシンポジウムの最中に、若いカメラマンの男性が一眼レフのカメラを持って会場をウロウロと動き回り、ずっと撮影をしていました。

周りの人たちからはシンポジウム専属のカメラマンだろうと思われていたでしょうが、実際には演者の中の一人の関係するカメラマンだったそうで、主催側にはその演者の方から事前にカメラマンが来るということは伝えられていたそうですが、そのカメラマン自身が主催側に挨拶をしてきたのはシンポジウムが終わってからでした。
そして著作権の問題もあると思いますので、みなさんが写っている写真に関しては許可なく使いませんので、と言っていたのですが、だったらなぜシンポジウム中に大量に写真を撮り続けていたのかが気になるところです。

本来写真を撮る事に対しては問題ないことなのに、今日僕が気になったのは、そのカメラマンの方がシンポジウムの裏方の進行を妨げていたからです。
スタッフが移動している先の通路を塞いでいるとか、いい写真を撮ろうと会場の前の方に出て行って身を乗り出し、後ろを気にせず観客の視線を塞いで撮影するとか、講演中にウロウロしながら撮影しては画像を頻繁に確認したり、レンズなどの入れ替えでガチャガチャとホール内に音を響かせたり。
また服装も、履いているジーンズの後ろのポケットから、財布に繋げられた目立つ紐がだらしなく垂れ下がっていました。
そして何より臭いのです。香水臭いとかではなく、よくお好み焼き屋や焼き肉屋などに行くと体に染み付いてしまう臭いってありますよね、あんな何とも言えない臭いがするのです。そのためカメラマンがウロウロする度に、その臭いが運ばれて鼻につくのです。だから余計に存在が気になってしまいました。

そのカメラマンの方はもしかすると素晴らしい腕を持ったよい写真を撮るのかもしれませんが、少なくとも今日の仕事ぶりを見ている限りでは、あれはプロの仕事ではないなと感じました。

プロのカメラマンは、写真を撮りながらも周囲もきちんと見ているものだと思います。邪魔にならないようにさりげなく位置取りをし、カメラのファインダーを覗きながらも見えていない周囲にも気を配る。それでもよい写真を納める。それがプロのカメラマンなのではないでしょうか。
そういうカメラマンの方をよく見かけます。見かけるというよりかは、普段は気にもしていません。これは今日の事があって気がついた事ですが、普段はシンポジウムなどの会場にカメラマンはいるのだけれどもその存在が気になっていないので、記憶にない。でも後にその時の素晴らしい写真を見ると、確かにそこで写真を撮っている。
まぁシンポジウムなどでは普段聴衆は前にいる演者しか見ませんから、カメラマンやスタッフなどは気にしてもいないのですけどね。

ただ、これはカメラマンだけではなく、一般の人にも言えることだと思います。

一つのことや自分のこと、自分がやるべきことしか見えてなくて、全体が見えていない。

わかりやすい例えでは、街中や電車で携帯電話や携帯ゲームをしている人たちがそうですよね。目の前の画面しか見てなくて、周囲のことを全く見ていない。

他にも自分が行うことに集中するあまり、その周囲が見えていないことは意外と多くあって、例えば引っ越し作業の時にマンションなりオフィスビルなどのエレベーターを独占してしまう。
事前に「○月○日の△時から1時間程度、引っ越しのためエレベーターを使用させてもらいます。ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。」などの張り紙を一枚貼っておけばよいのに、そこまで気が回らない人も意外と多いんですよね。
そしてこれが仕事などに絡んでくるともっと厄介で、周囲を困らせる事にもなる。

サッカーで例えると、一人でボールを蹴ってドリブルし、ゴールを目指すといったスタンドプレーが成立するかということです。
チーム同士が戦うサッカーで勝負をしていくには、常に周囲を見ながら行動しなければなりません。敵の位置、見方の位置。敵や味方の位置や動きを常に把握しながら、空いている場所へ移り、パスを受けたり出したりする。

よく背面へボールを蹴ってパスをするバックパスというのがありますよね。
あれは目では見えていませんが、後ろのどこに味方がいて、どういう動きをしているか・しようとしているかがわかっているから成立するものです。

何気なく後ろに蹴った。何気なく後ろに蹴られたボールが届くところにいた。
実際はそうではなくて、蹴った側も受けた側も常に周囲に気を配っているから成り立つプレーであり、そしてそれがプロの仕事というものだと思います。

この考えを人に押し付ける気はありませんが、僕は自身が何かを行う時には目標を捉えつつも周囲に気を配り、様々な視点や角度で検証しながらも、目標の達成に繋げていけるような、そんな心構えを常に忘れないようにしたいと思っています。
posted by Coyama at 22:00| 思ったこと・感じたこと